胸に響くことば
しばらく前に作家・重松清氏の講演を聴く機会があった。
テーマは「子どもと言葉」
「子どもはウソをつくんです」という衝撃的な言葉で始まった。
氏は、穏やかで静かな口調で、会場の一人一人に語りかけるように話を進める。
「誰だって心の闇はある」
「心の闇があってはならない、という前提があるのではないか」
「ウジウジする自分。それでO.K.と言ってあげる人間が必要ではないか」
どの言葉に対しても、深くうなずきながら、耳を傾けていた。
講演も終盤に差しかかったとき、いじめを苦に自ら亡くなったある少年の話になった。
「彼は笑っているんです。遺書の中でも笑っているんです」
「子どもはウソをつくんです・・・ 悲しいウソなんです。悲しいウソは見抜いてあげないといけないんです」
涙があふれた。どんな涙だったのかは言葉にもならないけれど、氏の言葉がとにかく胸に飛び込んできて、揺れた。文字通り、私の胸を打った。
いい講演だった。
聴けて良かった。
※写真は、息子君と近所をお散歩中に出会った飛行機雲。この季節の空は、観るたびに模様が違っていて、楽しい。










Recent Comments